ハレや痛みを最小限に、
患者様へご負担の少ない
施術を目指します。

品川スキンクリニック 札幌院 院長 小林 雅郎

手術やヒアルロン酸・ボツリヌストキシンのプチ注射をすると時に内出血を起こすことがあります。
ドクターの技術で、ある程度内出血の広がりを抑える事は出来ますが、残念ながらまったく出ない様に…というわけにはいきません。
そこで、実際に埋没二重術を行った場合、術後に下記のような特徴があらわれます。
術後の目を閉じた写真をご覧ください。

二重のライン上の埋没した赤い跡
その周囲にうっすら白っぽく変色した部分
向かって左側の目で紫色の内出血

  • 赤い跡・・・埋没する時に通した針の跡です。腕に点滴をしても針を抜いた直後は針跡がありますが、それと同様なものです。日に日に薄くなってわからなくなります。
  • 白っぽい部分・・・これはプチ注射でも見られますが、麻酔薬に含まれる薬剤(エピネフリン)の影響で起きます。麻酔が切れると共に数十分で消えていきます。
  • 内出血・・・針が細い血管に触れ、まぶたの内側で出血すると紫色に見えます。消えるのに数日~10日程かかります。

翌日からメイクでカバー出来ますが、やはり内出血は出ないに越したことはありません。
そこで、内出血が出にくくなるポイントを解説いたします。

まずは、処置の時に目元に力を入れない事です。
力が入ると血管は圧も太さも大きくなるため内出血し易くなってしまいます。痛みがあったり、緊張が強いとどうしても力が入ってしまいます。そんな時は「先生、痛い!ちょっと待って!」と気軽におっしゃってくださいね。麻酔を足したり、時間を空けたりしながら、なるべく力が入らないように工夫しながら行っていきます。

緊張が和らぐように笑気という麻酔ガスを吸ってリラックスするのもお勧めです。
麻酔の注射もたくさん入れると腫れは強くなります。もちろん専門の麻酔医が入れ過ぎないように注意して行います。
太い針だと出血し易くなりますので、なるべく細い針を使うというのもポイントです。
さらに、回復促進のために同時に疲労回復注射をされる方も多いです。

まったく内出血無しで、とは必ずしもいきませんが、なるべく出ないよう工夫しながら施術を行わせていただきたいと思います。これからも、患者様にご負担が最小限になるよう、リラックスしてお受けいただけるよう取り組んでまいります。

管理された麻酔システム