ポテンツァは、シワやニキビ跡、ほうれい線などさまざまな肌トラブルに使える治療です。ポテンツァは機械の先端につけるチップを替えることによって、幅広い肌悩みに対応します。
従来のポテンツァは、針を使用して肌に小さな穴を開けるチップが主流でした。その後新しく、ノンニードルタイプのダイヤモンドチップが登場し、肌への負担を減らしながら、たるみの治療ができるようになりました。
この記事では、ダイヤモンドチップでポテンツァの治療をおこなったときの効果や、併用治療として進められるハイフとの違いについて詳しく紹介します。ダイヤモンドチップによる治療の効果を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
ポテンツァとは
引用：Jeisys Medical Inc.
ポテンツァとは、細い医療用の針を挿入し、高周波を与える治療法です。穴を修復しようと肌の自然治癒力が発揮されるため、ターンオーバーが促され、肌トラブルの改善が期待できます。
ポテンツァの特徴は2点あります。1点目は、機械の先端につけるチップが変えられる点です。シワ・ニキビ跡・毛穴の開きなど、肌悩みに合わせてチップを変更できます。
2点目は、ドラッグデリバリーシステムが採用されている点です。ドラッグデリバリーシステムとは、肌に刺した針を抜く際に、薬剤を皮膚の奥に均一に浸透させる仕組みのことを指します。ドラッグデリバリーシステムを使用すると、肌の自然治癒力による効果だけでなく、薬剤による効果も期待できます。
ポテンツァに使用されるダイヤモンドチップとは
ポテンツァに使用されるチップの1つに、ダイヤモンドチップがあります。ダイヤモンドチップは従来のチップとは異なり、針を使用しないノンニードルタイプです。針で肌に穴を開けず、高周波で刺激するため、痛みに配慮されています。表面麻酔も基本的には不要のため、治療が短時間で済む点もメリットです。
ダイヤモンドチップの最大の特徴は、1ショットで2種類の高周波を出せる点です。2種類の高周波を出すことにより、皮膚の浅い層から深い層まで熱を加えられます。
バイポーラは、真皮層にあるコラーゲンを収縮させることによって、肌のタイトニング効果もたらします。一方でモノポーラは、真皮層を刺激することによって、ハリや弾力を出すコラーゲンやエラスチンの生成を促します。2つの高周波のおかげで、即自的な効果と、持続的な効果の両方を得られるのです。
ポテンツァのダイヤモンドチップによって得られる効果
ポテンツァのダイヤモンドチップによって期待できる効果は、下記が挙げられます。
- シワやたるみ、ほうれい線の軽減
- 肌のタイトニング
- 小顔効果
詳しく見ていきましょう。
シワやたるみ、ほうれい線の軽減
加齢によるシワやたるみ、ほうれい線は、ポテンツァのダイヤモンドチップを使った治療が有効です。ダイヤモンドチップは、肌の奥にある真皮に高周波エネルギーを届けます。その結果、真皮にある線維芽細胞が刺激され、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されるのです。
コラーゲンやエラスチンが増えると肌にハリや弾力が生まれるため、シワやたるみ、ほうれい線の軽減が期待できます。
肌のタイトニング
ポテンツァのダイヤモンドチップにより、肌のタイトニング効果も期待できます。ダイヤモンドチップの高周波によってコラーゲンが収縮するため、即時的に肌のタイトニング効果を得られる可能性があるのです。
1回の治療でも効果を感じられるケースもありますが、複数回治療を受けることにより、効果が持続しやすくなるでしょう。
小顔効果
肌のタイトニング効果により、フェイスラインのもたつきやたるみが軽減する可能性があります。フェイスラインがすっきりすることによって、小顔効果が期待できるでしょう。
他の治療とダイヤモンドチップの比較
たるみ治療を検討している方の中には、ダイヤモンドチップと他の美容施術のどちらが向いているのか、わからない方もいるでしょう。また、併用治療ができるのか気になっている方もいるかもしれません。
ポテンツァのダイヤモンドチップと、以下の3つの治療について比較します。
- ハイフ
- スレッドリフト（美肌アモーレ）
- ヒアルロン酸注射（注入）
ハイフ
ハイフとは、皮膚の深い層にある筋膜を、熱エネルギーで引き締める施術です。主に引き締めと引き上げの効果が期待できます。
それに対してポテンツァのダイヤモンドチップは、皮膚や脂肪の浅い層に作用する施術のため、働きかける位置がハイフとは異なります。2つの治療を組み合わせることにより、リフトアップと引き締め効果の両方を得られる可能性があるのです。
ハイフのデメリットの1つに、顔の正中近くに照射できないことがあります。対してポテンツァのダイヤモンドチップは、これらの位置にも照射できるため、ほうれい線やマリオネットライン、鼻の下への治療も可能です。
品川美容外科では複数の機器を用意し、ハイフ治療をおこなっています。特に第3世代タイタンは、高出力でありながら痛みを抑えた治療が可能です。改善したい肌トラブルによって治療法を案内しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
スレッドリフト（美肌アモーレ）
スレッドリフトは、トゲのある糸を皮膚に埋め込み、引っ張り上げることで、顔のリフトアップを目指す施術です。たるみを土台から持ち上げるため、フェイスラインがすっきりとする効果が期待できます。
スレッドリフトは、糸を入れた部分のみが引き上がる治療です。顔全体を引き上げたい方や、顔に糸を入れたくない方にはポテンツァが向いています。
品川美容外科でおこなっているスレッドリフトの治療は、美肌アモーレです。糸でたるみを持ち上げるのと同時に、血行改善により肌細胞を活性化させ、美肌効果も期待できます。
ヒアルロン酸注射（注入）
ヒアルロン酸は、肌にもともとある保湿成分の1つです。シワがある位置やボリュームアップしたい位置に注入することで、顔をリフトアップして見せる効果が期待できます。
ヒアルロン酸は半年～1年程度で徐々に体内に吸収されます。より長い効果を得たい方、一部ではなく顔全体のリフトアップを目指したい方は、ポテンツァのダイヤモンドチップが向いているでしょう。
品川美容外科では、6種類以上のヒアルロン酸を用意しており、適応部位や予算によって、1人1人に合った治療法を提案しています。顔のリフトアップだけでなく、涙袋や唇のボリュームアップ、シワ・ほうれい線の軽減も可能ですので、ぜひご検討ください。
ポテンツァのダイヤモンドチップの効果持続期間
ポテンツァのダイヤモンドチップは、定期的に治療を受けることで、継続的な効果を得られる可能性があります。治療後に効果が出るまでの時間や、おすすめの治療頻度について紹介します。
ポテンツァの効果は治療後すぐに感じられるケースもある
ポテンツァは、治療後すぐに効果を感じられる方もいるようです。ダイヤモンドチップは、モノポーラとバイポーラの2種類の高周波を照射できます。バイポーラは肌のコラーゲンを引き締める効果が期待できるため、治療後すぐにたるみがすっきりしたと感じられる方もいるでしょう。
さらにモノポーラによってコラーゲンとエラスチンの生成が促されるため、1～2ヶ月かけて徐々に引き締め効果を感じられます。
治療頻度は1ヶ月に1度のペース
多くのクリニックでは、1ヶ月に1度のペースを推奨しています。1ヶ月ごとに1回程度の治療を3～5回ほど続けると、効果を実感しやすくなるでしょう。
ポテンツァのダウンタイム
ポテンツァのダイヤモンドチップは、針を使用しない治療です。そのためダウンタイムは短い傾向にあります。
ダウンタイム中の症状として、赤みが出る可能性があります。もし赤みが出た場合も、1～2日程度で治まるケースが多いようです。また、治療後は肌が乾燥しやすい状態のため、保湿やUV対策は、念入りにおこなうようにしましょう。
ポテンツァを受けられない方
ポテンツァのダイヤモンドチップは、下記に当てはまる方は治療を受けられない可能性があります。
- 妊娠中の方
- 重度の皮膚炎を患っている方
- 金属アレルギーの方
- 治療部位に金属プレートや医療機器を入れている方
- ケロイド体質の方など
その他にも気になる症状がある方は、医師に必ず相談してから治療を受けるようにしてください。
ポテンツァを受ける際の治療の流れ
▲品川美容外科の施術の流れ
カウンセリング
医師が症状を確認し、照射する位置や出力を決めていきます。治療の不明点や気になることは、カウンセリング時に聞いておきましょう。複数のクリニックのカウンセリングを受ける場合は、契約しなくても問題ありません。
準備
メイクを落とし、治療の準備をおこないます。ポテンツァのダイヤモンドチップは、痛みが抑えられた治療のため、麻酔なしでおこなうケースもあります。
施術
実際にポテンツァを当てていきます。施術中はじんわりとした温かさを感じる方が多いです。
アフターケア
治療後はアフターケアの方法を聞いて帰宅しましょう。治療後は紫外線に対して敏感になるため、保湿と日焼け対策をするようにしてください。
メイクは翌日から可能です。クリニックから帰宅する際は、帽子やサングラス、マスクなどで顔を隠すといいでしょう。
ポテンツァのダイヤモンドチップに関するよくある質問
ポテンツァのダイヤモンドチップに関して、よく聞かれる質問について答えていきます。
ポテンツァは治療中に痛みを感じる？
ポテンツァのダイヤモンドチップによる治療は、針を使用しないため、痛みが抑えられています。治療時は、肌がじわっと熱くなる程度の場合が多いです。
さらに痛みを抑えたい方は、塗るタイプの麻酔も使用できるので、カウンセリング時に医師に相談しましょう。
ポテンツァは日焼けしていても受けられる？
日焼け後の肌にポテンツァの治療を受けるのは、控えた方がいいでしょう。ポテンツァのダイヤモンドチップは、皮膚の内部に熱エネルギーを届けます。日焼け後の熱を持った肌に照射すると、赤みやほてりが出る可能性が高まります。そのため、日焼けが治まってから治療を受けるのがおすすめです。
ダイヤモンドチップを使用したポテンツァの治療
ダイヤモンドチップを使用した治療は、従来のポテンツァと異なり、針を使用しません。治療の痛みや肌への負担を抑えながら、肌のタイトニングやシワ、たるみの軽減効果が期待できます。
また、他の治療と組み合わせることで、よりたるみを改善できる可能性があります。特におすすめの併用治療は、ハイフです。ハイフはポテンツァと異なる層に働きかけるため、ポテンツァと一緒に治療を進めることで、顔の引き締めとリフトアップ、両方の効果を得られるでしょう。
品川美容外科でも、ダイヤモンドチップを使用したポテンツァ治療を提供しています。たるみやシワの治療をおこないたい方は、ぜひカウンセリングにお越しください。
recommend
Ranking
category
顔
肌
ボディ
その他
