クマ取りのダウンタイムは
いつまで？
術後の症状や過ごし方の
注意点を解説

医師の指示を厳守する

外科的なクマ取り後は、目の周りがとてもデリケートな状態です。術後は医師の指示に従い、処方された薬をきちんと使用しましょう。

化膿止めや痛み止めの内服薬、点眼薬 が処方されます。これらを正しく使うことで、感染予防や炎症の軽減につながり、回復をスムーズに進めることができます。医師から処方された薬がある場合は、必ず指示通りに使用しましょう。術後は腫れや内出血を最小限に抑えるための内服薬や、感染予防のための抗生物質、外用薬などが処方されることがあります。「まだ症状がないから」「面倒だから」と使用を怠ると、思わぬトラブルの原因になります。

洗顔や入浴、メイクの再開時期は、施術内容や肌の状態によって異なります。施術によっては当日から可能な場合もありますが、切開を伴う場合は数日後が目安とされています。再開のタイミングについては、施術時に案内がありますので、その指示に従ってください。

再開時にしみたり痛みがある場合は、2〜3日ほど様子を見てから再開するようにしましょう。ただし、回復スピードには個人差があります。違和感が長く続く場合や不安を感じる場合は、自己判断せずに早めに医療機関へ相談してください。

仰向けで頭の位置を高くして寝る

クマ取り後のダウンタイム中は、寝る姿勢が回復スピードに影響します。とくに腫れやむくみを軽減したい場合は、仰向けの姿勢で、頭の位置を少し高くして寝ることが大切です。頭を心臓よりも低くすると、顔全体に血液が滞留しやすくなり、腫れや内出血が悪化するリスクが高まります。

また、横向きやうつ伏せで寝ると、目元に直接圧力がかかりやすく、回復中の組織にダメージを与えてしまう可能性もあるため注意しましょう。対策としては、頭の下にタオルやクッションを重ねて高くする、抱き枕などで横向きを防ぐなどの工夫が有効です。

患部を冷やしすぎない

治療後は腫れや内出血を抑えるために、患部を冷やすことが有効です。特に熱感がある場合は、傷や目元が濡れないように清潔なタオルなどで優しく冷やすと炎症や腫れの緩和につながります。

ただし、長時間冷やし続けると血行が悪くなり、かえって回復を遅らせる可能性があるため注意が必要です。冷却はあくまで一時的に、適度に行うよう心がけましょう。

塩分の摂りすぎに注意する

塩分を控えることも、ダウンタイムを早く終わらせるための大切なポイントです。塩分を摂りすぎると、体内の水分バランスが崩れて余分な水分をため込みやすくなり、顔のむくみや腫れが悪化する原因になります。とくに術後数日は、目元の腫れやすい状態が続いているため、意識的に食事の内容を見直すことが大切です。

ラーメンやお惣菜、スナック菓子など塩分の多い食品は控え、野菜・果物・カリウムを含む食材（バナナ、ほうれん草、豆類など）を取り入れると、体内の余分な塩分を排出しやすくなります。また、脱水を防ぐためにこまめな水分補給も忘れずに行いましょう。体の内側からむくみをケアすることで、腫れの引きも早くなり、より自然で美しい目元を目指せます。