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なかなか他の人には聞きづらい、デリケートゾーンの脱毛に関するお悩み。

調べてみると「ブラジリアンワックス」という脱毛方法をよく見かますが、一体どのようなものなのでしょうか。デリケートゾーン脱毛の基本知識と共に解説します。

デリケートゾーン脱毛とは?

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はじめに、デリケートゾーン脱毛とは、一般的にアンダーヘアの脱毛のことを指します。通称「VIO脱毛」とも呼ばれ、これは、Vライン(=ビキニライン)、Iライン(陰部の両脇)、Oライン(肛門まわり)の略で、このような部分のアンダーヘアを処理するのが、デリケートゾーン脱毛です。

デリケートな部分であるがゆえ、話題には上がりにくいですが、実際のところデリケートゾーンの脱毛に悩む人は少なくありません。その理由は、毛深いことにコンプレックスを感じている、ムダ毛を気にせず水着やおしゃれや下着を着たい、生理の際のムレやかぶれが気になる、などさまざま。

必要に応じて自己処理をする、という方法もありますが、カミソリや電気シェーバー、毛抜き等を使うのは、見えにくい箇所なので難しかったり、痛みを伴うこともあります。そんな中で今注目を集めているのが、「ブラジリアンワックス」を使う脱毛方法です。

ブラジリアンワックスとは

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ブラジリアンワックスは、はちみつや砂糖といった天然素材がベースとなっている粘着性が高いワックスで、毛を毛根から引き抜く脱毛方法です。顔や眉毛、脇など全身のムダ毛が気になる部分に使うことができますが、欧米では特にアンダーヘアの脱毛方法として人気になっており、日本でもVIO脱毛の手段として浸透してきました。

ブラジリアンワックスは大きく、「ストリップ(ソフト)ワックス」と「フィルム(ハード)ワックス」の2種類に分けられます。ストリップワックスは、ワックスを塗布した上にストリップシートと呼ばれる不織布を貼り、その布を剥がすことによって脱毛するタイプ。一方、フィルムワックスは、ワックスを固めて剥がし取り、脱毛するものです。

ブラジリアンワックス脱毛の方法

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ブラジリアンワックス脱毛を行う場合は、ワックスをしっかり絡ませるため、目安として1cm以上毛を伸ばす必要があります。実際に脱毛する際は、脱毛したい箇所を決め、少しずつワックスを塗っていきます。広い範囲にまとめて塗るのではなく、1×3cm程度の範囲に分けて少量ずつ塗っていきましょう。

ストリップワックスを使用する際は、毛の流れに沿って薄くワックスを塗ってからシートを貼り、塗った方向と逆向きに素早くシートを剥がします。フィルムワックスは、完全に固まった後、ワックスをそのまま剥がします。

剥がす際は皮膚を手で抑え、引っ張られないようにしながら、一気に剥がすことがポイント。ゆっくり剥がしてしまうと、毛が抜けにくく、痛みも感じやすくなります。

脱毛後の肌は赤くなったり多少ヒリヒリすることもあり、保湿ケアが重要です。刺激に弱い状態になっているため入浴の際、熱すぎる湯船につかったり、ゴシゴシと洗うことのないよう注意しましょう。

ブラジリアンワックスの効果には個人差もありますが、ツルツルの状態がキープできるのは約2〜3週間。効果を持続させたい場合は、定期的に行う必要があります。

ブラジリアンワックスのメリット・デメリット

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ブラジリアンワックスのメリットとして最も大きいのは、すぐに効果を得られる即効性です。ブラジリアンワックスの直後は、一気に肌がツルツルの状態になるため、急に水着を着る予定が入った時などにも対応しやすいと言えるでしょう。また、ムダ毛だけでなく、肌の古い角質や産毛もワックスで剥がしとることができるため触り心地の良い肌になります。

ブラジリアンワックスは永久脱毛ではないため、時間の経過と共に再び毛が生えてきます。その点はデメリットとも言えますが、季節による衣類の条件などによって毛の状態を調節したい人にとってはメリットにもなります。

一方、ブラジリアンワックス脱毛は少なからず痛みが伴います。個人差もありますが、その痛みはレーザー脱毛や光脱毛などよりも強いと言われるため、痛みに弱い人には不向きでしょう。また、ブラジリアンワックスを効果的に行うには、毛を1cm以上伸ばす必要があるため、すでに脱毛をしている方にはあまりおすすめできません。初めて行う場合や剛毛の対処には適していると言えます。

デリケートゾーンの脱毛方法はさまざま

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ここまでお伝えしてきたように、ブラジリアンワックスは即効性が高く角質ケアもできる、といったメリットがある一方、痛みを伴ったり、効果が永続的ではないという懸念点もあります。自宅で行うこともできますが、使い方に不安がある場合は、ブラジリアンワックスを取り扱っているサロンの施術を受ける方法もあります。

また、デリケートゾーンに限らず、脱毛方法にはさまざまな種類があります。たとえば、脱毛サロンなどで受けられる光脱毛は、専用のライトをあてて毛根にダメージを与える脱毛方法で、痛みや肌への負担が少ない点が人気です。ただし、光脱毛は永久脱毛ではありません。また、ツルツルの状態になるためには、毛の生え変わるサイクルに合わせて繰り返し施術を受ける必要があります。

永久脱毛を希望する場合は、美容皮膚科など、医療機関で受けられるレーザー脱毛も選択肢の一つ。医療用のレーザーを肌に照射し毛根にダメージを与えるため、光脱毛よりは痛みを伴いますが、短期間で高い効果を得られます。施術中の痛みや脱毛後のケアについても、専門の医師や看護師に相談できる点は大きな魅力です。

このように脱毛にはさまざまな種類があり、施術の詳細や取り扱われる機器、費用面などについても施設によって大きく異なります。脱毛を検討する際は、それぞれのメリット・デメリットをきちんと把握した上で、自分の悩みに合うものを選びましょう。ブラジリアンワックスは、即効性を求める時に適した方法と言えるでしょう。

医療用のレーザー脱毛

まとめ

  • デリケートゾーン脱毛はVIO脱毛とも呼ばれ、アンダーヘアの脱毛を意味する
  • デリケートゾーンの脱毛に悩む人は多く、セルフケアが難しい中で欧米で人気のブラジリアンワックスが注目されている
  • ブラジリアンワックスは天然素材がベースの粘着性が高いワックスで、毛を毛根から引き抜く脱毛方法
  • ブラジリアンワックスは大きく、「ストリップ(ソフト)ワックス」と「フィルム(ハード)ワックス」の2種類に分けられる
  • ブラジリアンワックス脱毛を行うためには、目安として1cm以上毛を伸ばす必要がある
  • 効果は約2〜3週間でツルツルの状態をキープしたい場合は繰り返し行う
  • 即効性が高く産毛や角質ケアもできる点はブラジリアンワックスのメリット
  • 懸念点として、痛みを伴う点や効果が永続的ではない面などがあげられる
  • ブラジリアンワックス脱毛はセルフケアの他、サロン等で施術を受ける方法もある
  • 脱毛方法の種類は、光脱毛やレーザー脱毛などさまざま
  • 脱毛方法によって異なるメリット・デメリットを知り、自分に合う方法を選択することが重要

 

文/品川美容スタッフ

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