
顔のほうれい線やたるみなどの改善に効果が期待できる「ヒアルロン酸注入」。施術を検討していても、特徴やデメリットがわからず不安な方もいるでしょう。
この記事では、ほうれい線のヒアルロン酸注入の特徴や注意点について詳しく解説します。また、ほうれい線を改善できる他の施術との違いについても説明します。ほうれい線が気になり始めた方やヒアルロン酸注入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
ヒアルロン酸注射(注入)とは
引用:https://www.shinagawa.com/hyaluronic/
ヒアルロン酸注入とは、ほうれい線やシワなどの気になる部分にヒアルロン酸を注入することで、皮膚を内部から持ち上げる治療です。ヒアルロン酸は、高い保湿性を持った成分のため、注入することで肌にハリが生まれます。
ヒアルロン酸を注入することで、顔にメスを入れることなく、手軽にほうれい線を改善できる点が魅力です。
また、ヒアルロン酸はもともと体内にある成分です。体内のヒアルロン酸の量は、20代をピークにして徐々に減少します。減少するヒアルロン酸を補うことで、ハリのある美しい肌を保つことができるでしょう。
ほうれい線のヒアルロン酸注射(注入)がおすすめな方
ほうれい線のヒアルロン酸注入がおすすめな方は、以下の通りです。
- ほうれい線が気になり始めた方
- リフトアップをしたい方
- 顔が老けてきたように感じる方
- 施術をしたことを周りにばれたくない方
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線の深さに合わせて、適切な硬さの製剤を注入します。ボリュームの足りない部分に的確に注入することで、皮膚の内側から肌を持ちあげて、ほうれい線を軽減させます。
また、ヒアルロン酸は注射器で注入するため、顔にメスを入れることはありません。顔を切ることに抵抗がある方や、施術したことをできるだけ知られたくない方にもおすすめの治療です。
ヒアルロン酸注射(注入)の特徴
次に、ヒアルロン酸注入の特徴について解説します。施術の特徴を確認して、希望する内容に当てはまるかチェックしましょう。
跡が残りにくい
ヒアルロン酸注入は皮膚を切らないため、跡が残りにくい施術です。メスを入れる施術の場合は、傷跡が残りダウンタイムが長くなる傾向があります。一方で、ヒアルロン酸注入は、極細の注射器を使用して施術をするため、顔にメスを入れることに抵抗がある方におすすめです。
ダウンタイムが短い
ヒアルロン酸注入は、ダウンタイムが短い点も特徴です。まれに内出血や腫れが出ることがありますが、基本的に1週間ほどで落ち着きます。極細の針を使用するため、肌への負担も少なく済みます。
手軽におこなえる
ヒアルロン酸注入の施術時間は5〜10分ほどと短く、通院の必要もないため、手軽に治療をおこなえる点が特徴です。施術後は洗顔やメイクなども可能で、日常生活に支障をきたすことは少ないといわれています。短時間で治療が終了するため、仕事や家事で忙しい方にも適しています。
即効性がある
ヒアルロン酸注入は、注入した部分の皮膚が持ち上がるため、施術後すぐに効果を実感しやすいです。ただし、ヒアルロン酸が肌になじむまでは少し時間がかかるため、注入後1週間程度は、顔のマッサージや必要以上に触ることは避けましょう。
ヒアルロン酸注射(注入)の注意点
ほうれい線のヒアルロン酸注入にはメリットがある一方で、デメリットもあります。ここでは、ヒアルロン酸注入をする際の注意点を解説します。施術を受けるリスクを知りたい方は、ぜひお読みください。
不自然な仕上がりになる可能性がある
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線のシワを埋める感覚で注入すると、不自然な仕上がりになることがあります。顔全体のバランスを考慮しながら、施術を進めることが大切です。
また、医師の技量が不足している場合、適切なヒアルロン酸の量を判断できずに、不自然に膨らんでしまうこともあります。適切な製剤が使われていない場合も、イメージとは異なる仕上がりになる可能性が高いでしょう。
満足な仕上がりにするためには、信頼できる医師を選ぶことやカウンセリングですり合わせをしっかりおこなうことが大切です。
効果は永久に持続するわけではない
ヒアルロン酸は注入しても永久に効果が持続するわけではありません。万が一のトラブルに備えて、ヒアルロン酸は一定期間が経過すると体内に吸収される素材でできています。注入する製剤によって異なりますが、持続期間は1〜2年ほどです。
部位に合ったヒアルロン酸を注入することや、規則正しい生活習慣を意識することで、効果が長持ちする可能性が高いでしょう。それでも体内のヒアルロン酸の量は徐々に減少するため、効果を持続させたい場合は、定期的にヒアルロン酸を注入する必要があります。
副作用が起こる可能性がある
ヒアルロン酸注入を受けると、以下のような副作用が起こる可能性があります。
- 内出血
- 腫れ
- 痛み
- むくみ
内出血は、針を刺す治療に起こりやすい副作用です。また、ヒアルロン酸を注入した部分に腫れやむくみなどの症状が出る可能性もあります。これらの副作用は、1週間程度でおさまることが多いです。ダウンタイムを長引かせないためにも、必要以上に注入箇所を触ることや激しい運動、飲酒などは避けてください。
また、ヒアルロン酸注入の施術後に麻酔が切れると、痛みや違和感が出ることがあります。痛みや違和感が続く場合は、担当の医師に相談しましょう。
ヒアルロン酸の注入箇所を誤ると、血管を詰まらせてしまうリスクがあります。まれに重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、信頼できる医師に施術をしてもらうことが大切です。
ヒアルロン酸注射(注入)で失敗を防ぐためのポイント
次に、ヒアルロン酸注入で失敗を防ぐための4つのポイントを解説します。理想の仕上がりを実現するためにも、ぜひ参考にしてください。
信頼できるクリニックを選ぶ
ヒアルロン酸注入は医師の技術力が必要な施術のため、クリニック選びは重要です。ほうれい線のヒアルロン酸注入を受ける際は、公式サイトでクリニックの症例写真や実績を確認し、信頼できるクリニックを選びましょう。
また、クリニック選びをする際は、アフターフォローの体制も確認することをおすすめします。施術後に副作用が起こった場合や、不安なことがある場合にすぐに対応してもらえるか確認しておきましょう。
早期に治療を開始する
ヒアルロン酸は、若いころから注入を開始すると、年齢を重ねてもほうれい線が目立ちにくくなります。ほうれい線が深くなってからでは、治療が難しく、多くのヒアルロン酸を注入する必要があるため、費用も高額になる可能性が高いでしょう。
ほうれい線が深い場合は、ヒアルロン酸注入では改善できない可能性もあるため、治療は早期に開始することが望ましいとされています。
くり返し注入をしない
ヒアルロン酸注入の効果を持続させるためには、定期的に注入する必要があります。ただし、必要以上にくり返し注入すると注入箇所が不自然に膨らみ、顔全体のバランスが崩れる可能性があるため注意しましょう。
ヒアルロン酸は、何度か注入をすることで、体内に吸収されるまでの期間が長くなる傾向があります。担当の医師と相談して、顔の他のパーツとのバランスも見ながらヒアルロン酸の注入量を決めてください。
また、注入した後の状態に見慣れてしまうと、正しい判断ができなくなってしまうことも考えられます。ヒアルロン酸は、注入量が多いほど変化が見込めるわけではありません。自然な仕上がりにするためにも、推奨量を超える注入は避けましょう。
カウンセリングですり合わせをする
ヒアルロン酸注入の施術を受ける際は、カウンセリングで担当医師と入念にすり合わせをおこなうことが大切です。できるだけ具体的に要望を伝えるようにしましょう。また、カウンセリングで施術の説明を聞く際は、メリットだけではなくデメリットも確認し、納得してから施術を受けてください。
仕上がりについて、具体的なイメージが湧いていない方や医師と相談して決めたい方もいるでしょう。その場合は、要望をきちんとヒアリングしてくれる医師を選ぶといいでしょう。クリニックの公式サイトを確認して、カウンセリングに力を入れているクリニックを選ぶことをおすすめします。
ヒアルロン酸注射(注入)と他の施術との違い
ヒアルロン酸注入以外にも、ほうれい線の改善に有効な施術があります。各施術の違いを知って、自分に適している治療を受けましょう。
フェイスリフト
フェイスリフトは、皮膚にメスを入れて切開し、たるみを引き上げて余った皮膚を除去する施術です。また、顔の筋肉のたるみも引き上げて縫合するため、大きなリフトアップ効果を期待できます。
皮膚が伸びきっており、ヒアルロン酸注入でほうれい線を改善できない場合は、フェイスリフトのほうが向いていることがあります。ただし、皮膚を切開するため、ダウンタイムが長くなる傾向にあります。フェイスリフトは比較的大がかりな施術のため、デメリットをしっかり確認してから治療を検討する必要があります。
糸リフト
糸リフトは、トゲの付いた糸を皮下組織に通して引き上げ、皮膚のたるみを軽減させる施術です。皮膚のたるみによってほうれい線が目立っている場合は、ヒアルロン酸注入では十分な効果が得られない可能性があります。
糸リフトは、物理的にフェイスラインを引き上げるため、根本的なアプローチができる点が特徴です。また、糸リフトはメスを使わない治療のため、皮膚を切ることに抵抗がある方にもおすすめです。
ハイフ
ハイフは超音波エネルギーを照射し、皮膚表面へのダメージを抑えて肌の内部を引き締める治療です。皮下組織よりも深いSMAS筋膜にピンポイントで照射することで、ほうれい線を改善します。
また、超音波エネルギーを照射すると、コラーゲンが生成されるため、弾力のある肌に近づけるでしょう。ハイフは、ヒアルロン酸注入と併用することで高い効果が期待できます。併用する際は、施術間隔を空ける必要があるため、医師と相談して施術スケジュールを組みましょう。
ほうれい線のヒアルロン酸注射(注入)に関するよくある質問
最後に、ほうれい線のヒアルロン酸注入に関するよくある質問に回答します。ヒアルロン酸注入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
失敗した場合に修整はできる?
ヒアルロン酸注入で失敗した場合に、よく使われるのが「ヒアルロン酸溶解注射」です。ヒアルロン酸を溶かし、元の状態に戻すことができます。再度ヒアルロン酸の注入を希望する場合は、溶解注射をしてから1週間ほど期間を空ける必要があります。
ただし、何度も注入をすると肌に負担をかけてしまいます。ほうれい線のヒアルロン酸注入で失敗を防ぐためにも、施術計画は慎重に立てることが大切です。
施術時に痛みはある?
ヒアルロン酸注入は、皮膚に針を刺すためチクッとした痛みを感じることがあります。ただし、細い針を使用して治療をおこなうため、痛みは抑えられています。
それでも痛みに敏感な方や施術時の痛みを不安に感じる方は、カウンセリング時に医師に伝えることをおすすめします。表面麻酔を使って、痛みを緩和した治療をおこなってもらえるでしょう。
20代でもヒアルロン酸注射(注入)の効果はある?
ヒアルロン酸注入は、年齢を問わず人気の施術であり、20代でも効果が期待できます。20代で頬の厚みが原因でほうれい線が目立つ方は、ヒアルロン酸を注入することで改善できるでしょう。
また、ほうれい線の改善以外では、以下の目的で使われることがあります。
- あごのラインを整える
- 涙袋をふっくらさせる
- 唇をふっくらさせる
涙袋や唇へのヒアルロン酸注入も人気の高い施術です。また、ハリがない部分にヒアルロン酸を注入し、弾力のある肌を実現する「プチシワ取り」もあります。ヒアルロン酸注入で改善できる症状に、年齢はあまり関係がないため、カウンセリング時に医師に相談して施術内容を決めるといいでしょう。
ほうれい線のヒアルロン酸注射(注入)は何cc必要?
ほうれい線に必要なヒアルロン酸の量は、片側0.5~1.0ccほどです。両側合わせて1~2ccが目安でしょう。ほうれい線が深いほど、必要な注入量は増える傾向にあります。
ヒアルロン酸注射(注入)の費用はどのくらい?
ヒアルロン酸は注入する製剤によって費用が異なります。当院で取り扱いのあるヒアルロン酸の費用は、以下の通りです。
持続期間 | 1ccあたりの費用 | |
レスチレン®リド | 3~6ヶ月ほど | 非会員 38,880円(税込) BMC会員 31,100円(税込) |
ジュビダームビスタ®ウルトラXC | 9~12ヶ月ほど | 34,800円(税込) |
ジュビダームビスタ®ボリフトXC | 12~18ヶ月ほど | 69,800円(税込) |
レスチレン®リフト™リド | 6~12ヶ月ほど | 非会員 51,840円(税込) BMC会員 41,470円(税込) |
※自由診療のため保険が適用されません
製剤の持続期間や種類によって、費用は大きく異なります。改善したい症状や悩みによって、適切な製剤を医師が提案するため、詳しくはカウンセリングの際に確認しましょう。
カウンセリングを受けて自分に合った施術を選ぼう!
この記事では、ほうれい線のヒアルロン酸注入の特徴や注意点、失敗を防ぐためのポイントについて解説しました。
ヒアルロン酸注入は、ダウンタイムが短く、効果をすぐに実感しやすい点が特徴です。一方で、効果には持続期間があるため、定期的にヒアルロン酸を注入する必要があります。
品川美容外科のヒアルロン酸注入は、カウンセリングで要望を確認しながら、ヒアルロン酸の注入量や注入箇所を決定します。さまざまな悩みに対応するために、製剤の種類も豊富に用意しています。カウンセリングは無料で受けられるため、ほうれい線でお悩みの方はぜひお問い合わせください。
レスチレン®リド:シワのある箇所にヒアルロン酸を注入する治療。 |
※自由診療のため保険が適用されません
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