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毎日のスキンケアに美容液を取り入れている人は少なくありませんが、「とりあえずあった方がよさそう」といった理由だけで、なんとなく使っていませんか?

美容液は適切に使うことで、目指す肌に近づけるスペシャルアイテムです。

その役割や正しい使い方をおさらいしましょう。

美容液とは

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はじめに、美容液とはどのようなものか、ご説明しましょう。スキンケアアイテムとしては、化粧水、乳液、美容液、クリームなど、さまざまな製品が販売されていますが、それぞれの違いをご存じでしょうか。

一般的に、化粧水は肌に水分や潤いを与えるもの。また、乳液とクリームは役割が近いもので、肌に必要な油分を補ったり、化粧水によって与えた潤いを蒸発させないようにする性質を持っています。ただし、乳液とクリームは配合されている成分のバランスが異なります。乳液は水溶性のうるおいを保つ成分の配合量が多く、クリームは油溶性のうるおいを保つ成分の配合量が多いといった特徴があるため、肌のタイプや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

このような化粧水、乳液、クリームは「基礎化粧品」と位置づけられることが多く、肌の潤いを補ったりバリア機能を整えるなど、肌本来の健やかな状態をキープするために使います。

しかし、年齢と共にしみやしわ、くすみといった肌トラブルが気になってくるもの。このようなお悩みは、基礎化粧品だけではなかなかカバーできません。そんな時に、悩みに特化して取り入れるスペシャルアイテムが「美容液」です。

美容液には、美白やたるみの予防、シワの防止といったさまざまな機能を持つ種類があります。肌の状態、理想とする肌質といった個人のニーズに合わせて使うことで、悩みを改善したり、予防することができます。

美容液の種類

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ひとくくりに美容液と言っても、その種類はさまざま。実は、美容液について明確な定義はないため、各メーカーがいろいろなタイプの美容液を販売しています。

そのため、テクスチャーはジェル状のものからクリームタイプ、化粧水のように水っぽいもの、シートパックタイプまであります。それぞれの美容液には、メインとする美容効果を期待するための有効成分が含まれているため、内容をきちんと確認して選ぶことが重要です。機能別にみた代表的な種類としては、次のようなものがあります。

保湿美容液

セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されているもの。肌の水分をキープして潤いを保つ効果がある。

美白美容液

ビタミンC誘導体やアルブチン、カモミラETなど美白成分が配合されているもの。シミのもとになるメラニンの生成を抑えるなどの働きを持つ。

アンチエンジング美容液

レチノールやナイアシン、ポリフェノールなどの有効成分が配合されているもの。ハリや弾力のもととなる繊維芽細胞に働きかけるものなどがあり、シワやたるみを改善する効果が期待できる。

お肌の悩みは数えだすときりがなく、効果のある美容液と聞くとあれこれ試したくなりがち。しかしきちんと効果を得るためには、目的に合うものを選び、継続して使い続けることが大切です。

ただ、1つの美容液で、保湿や美白、シワ対策などすべてまかなうのは難しいもの。複数を使う時は、有効成分がしっかり入ったものを目的別に用意し、次にお伝えする使い方も参考に取り入れましょう。

品川美容外科の美容液

美容液の使い方

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製品によって推奨される使用方法が異なる場合もありますが、美容液の基本的な使い方をご説明していきましょう。

まずは丁寧にクレンジングや洗顔を行って、メイクや皮脂汚れを落とします。次に化粧水を顔全体になじませて、肌の表面を整えましょう。そして、化粧水の次につけるのが美容液です。

美容液は商品の記載に従い、適量を手に取ります。手のひらに美容液を広げ、両手で押さえるようにしながらなじませていきます。美容液は悩みを感じている顔の一部にだけ使いがちですが、美白やエイジングケアは予防的に使うもの。基本的に顔全体に塗ることがおすすめです。頬から順に、目のまわりや小鼻など、こまかい部分も丁寧につけていきましょう。その後、肌を優しくマッサージすると、さらに浸透がアップします。仕上げに押さえてなじませ、美容液は完了。その後、乳液やクリームなどで油分を補います。

2つ以上の美容液を使う時は、順番を考えることが大切。油っぽいものを先に使用すると、他のものの浸透から損なわれてしまうため、水っぽいテクスチャーのものを先に塗った上で、油分のあるものを重ねるようにしましょう。

また、美容液は顔全体に塗ることが基本ですが、オイリー肌の人は油分の与えすぎには注意が必要です。特にテカりやすいTゾーンなどに油分の多い美容液をつけすぎると、皮脂が詰まってニキビの原因になることもあるため、肌の状態をみながら使用量を調節すると良いでしょう。

美容液は最新の技術が反映されるアイテム

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美容液は、さまざまなスキンケア用品の中でも、お肌の変化を期待しやすいアイテムです。有効成分が豊富に含まれており、密度が濃いため、サイズは小ぶりでやや高価になることもありますので、その分選ぶ側も慎重になります。

そんな面もあって、各メーカーは配合される成分の研究や肌なじみ、浸透力の促進といった技術の研究に特に力を注いでいるアイテムの一つと言えるでしょう。新しい技術が取り入れられることも多く、たとえば、有効成分を肌に浸透しやすいようにナノカプセル化したり、成分が長く肌にとどまるように工夫されているものもあります。

また、医療の分野で注目されている幹細胞の培養エキスが配合されているといった、新しいタイプの美容液も登場してきています。最先端の技術に興味がある場合は、美容液から試しに使ってみるといいでしょう。

肌のトラブル予防や改善を期待できる美容液は、目的に応じて正しく使えばスキンケアのメインともなる重要アイテムです。自分に合うものを選び、理想の肌づくりに役立てましょう。

まとめ

  • 化粧水、乳液、クリーム等の基礎化粧品は、肌本来の健やかな状態をキープするために使う
  • 美容液には、美白やたるみの予防、シワの防止といったさまざまな機能を持つ種類がある
  • 肌の状態や理想とする肌質といったニーズに合わせて使うことで、悩みを改善や予防に役立つ
  • 美容液のテクスチャーはジェル状、クリームタイプからシートパックタイプまで様々
  • 種類を機能別にみると、保湿美容液や美白美容液、エイジングケア美容液などに分けられる
  • 美容液は基本的に化粧水で肌表面を整えた後に使用する
  • 適切な量を顔全体に丁寧になじませることが基本
  • 2つ以上の美容液を使用する際は、水っぽいもの→油っぽいもの、の順で使うと浸透しやすい
  • 美容液はさまざまな研究が行われており、最新技術が反映されやすいアイテム
  • 自分の肌に合うものを選び、継続して使用することで美肌作りに役立つ
文/品川美容スタッフ

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