Shinagawa Beauty Navi シナガワビューティーナビ

515_00.jpg

シワ改善や美白効果が期待できることで話題の「ナイアシンアミド」。美容成分として認識している人もいますが、実は栄養素のひとつでもあり、食品と化粧品の両方から取り入れることができます。そこで今回は、ナイアシンアミドとはどんなものなのか、体内での働きや取り入れる際の注意点について解説します。

栄養素としてのナイアシンアミド

515_01.jpg

ナイアシンアミドは別名「ニコチンアミド」とも呼ばれていて、ビタミンB群の仲間である「ナイアシン(ビタミンB3)」のひとつです。

ナイアシンは水溶性のビタミンで、ナイアシンアミドとニコチン酸の2つを合わせた総称です。どちらも体内ではほとんど同じ働きをしますが、含まれる食品によって形を変えていて、動物性食品にはおもにナイアシンアミドとして、植物性食品にはおもにニコチン酸として存在しています。具体的にみると、ナイアシンアミドは鶏むね肉やカツオ、マグロ、たらこ、豚レバーや牛レバーなどに、ニコチン酸はきのこ類に多く含まれています。

また、必須アミノ酸のひとつである「トリプトファン」を摂ると、体内で合成されてナイアシンとして働きます。

なお、「ニコチン」と聞くとたばこに含まれる有害物質を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ナイアシン自体は身体に害を与えるものではなく、むしろ身体のためには積極的に摂りたい栄養素といえます。

体内におけるナイアシンアミドの働き

515_02.jpg

お伝えしたように、ナイアシンアミドとナイアシンの働きはほとんど同じで、ナイアシンアミドはビタミンB群に分類されます。ビタミンB群は、エネルギーなどの代謝をサポートする補酵素として働いています。ナイアシンアミドにもそのような働きがあり、糖質やたんぱく質、脂質の代謝を助けたり、エネルギーの産生にかかわったりしています。また、神経症状の予防、アルコール分解のサポートなど実にさまざまな働きを持っている栄養素です。

さらに、ナイアシンアミドは肌や粘膜の健康維持に深くかかわっていて、皮膚の炎症を抑える働きもあります。

美容成分としてのナイアシンアミド

515_03.jpg

ナイアシンアミドは健康を維持するうえで積極的に摂りたい栄養素ですが、肌からも取り入れることができます。食品から摂った場合でも皮膚の健康維持に役立つのですが、化粧品などから肌に直接吸収されることで、さまざまな美容効果が期待できます。具体的な働きをみていきましょう。

肌のバリア機能を高める

肌表面の表皮は、4つの層が重なってできています。もっとも外側にある角層には角層細胞が存在しています。そして、角層細胞どうしの隙間には「細胞間脂質」と呼ばれる脂質があり、水分の蒸発を防ぐなど肌のバリア機能としての役割を果たしています。細胞間脂質のなかで最も有名なのがセラミドですが、ナイアシンアミドにはセラミドをはじめとする細胞間脂質を作りだして、肌のバリア機能を高める働きがあります。

肌のバリア機能が低下すると、外からの刺激を受けやすくなったり肌が乾燥しやすくなったりしますが、ナイアシンアミドにはこれを予防して肌荒れを防いだり、肌の保湿機能を高めたりする働きも期待できます。

シミをできにくくする

紫外線を浴びた肌では、メラノサイトが活性化してメラニンが大量に作られます。作られたメラニンは角化細胞に送られ、ターンオーバーの過程で排出されていきます。ところが、何らかの理由でうまく排出されずに色素沈着を起こすことがあり、その結果できてしまうのがシミです。

ナイアシンアミドには、メラニンが角化細胞に送られるのを阻害する働きがあり、シミをできにくくする効果のあることがわかっています。また、日焼け止めなどに含まれる紫外線防御成分と一緒に使うことで、色素沈着を防ぐ効果を高めることができます。こうした働きから、有効成分としてナイアシンアミドを配合した日焼け止めも数多く販売されています。

シワを改善する

シワの大きな原因といわれているのが、加齢によるコラーゲンやエラスチンなどの減少です。ナイアシンアミドには、これらのもとになる線維芽細胞に働きかけてコラーゲンの合成を促す働きが認められています。

最近、ナイアシンアミドが特に注目されている理由に関係しているのがこのシワ改善効果です。そもそもナイアシンアミド自体は以前から化粧品に用いられていた成分で、バリア機能の改善や美白効果については、有効成分として認められていました。それに加えて、近年シワ改善効果も有効成分として認可されるようになったことで、注目度がさらに上がったといわれています。

そのほか、抗酸化作用や炎症を抑えてニキビを改善する働きなどがあることもわかっています。

美容成分としてナイアシンアミドを取り入れる際の注意点

515_04.jpg

ナイアシンアミドは、刺激性が低く肌トラブルなどが起きにくい成分なので比較的安心して使うことができるでしょう。

ただし、どんなに安全といわれている成分であっても人によっては合わないこともあります。ですから、新しい化粧品を使う時にはパッチテストをすることをおすすめします。

また、ナイアシンアミドは効果を実感できるようになるまでのスピードが決して速くはないので、継続的にじっくり使い続けるほうがよいでしょう。より効果を実感したい人は、ほかの成分と併用して使うのがおすすめです。ナイアシンアミドは相性の悪い成分はほとんどなく、むしろ併用することで効果を実感しやすくなる場合もあります。たとえば、美白効果を期待したい時にはトラネキサム酸などと、シワを改善したい時にはレチノールなどと併用するとよいでしょう。ただし、製品によってはナイアシンアミドとの併用は不可としているものもありますので、そのような注意書きがある場合には従うようにしましょう。

なお、栄養補給としてサプリメントでナイアシンアミドを服用する場合には、摂取量を守るようにしてください。

 

当院では10月25日(火)より大人気の「パール美肌」に、今回のナイアシンアミド&シソ葉エキス成分配合のパール美肌 リペアモイストが新登場いたしました。薬剤がなくなり次第終了となりますので、ぜひお早めにご予約を!

bnr_pearl_repairmoist650.jpg

パール美肌 リペアモイスト

今回は、注目の美容成分「ナイアシンアミド」についてご紹介しました。さまざまな肌悩みに効果を発揮する成分ですので、興味のある人は注意点を確認したうえで取り入れてみるのもよいかもしれません。

まとめ

  • ナイアシンアミド(別名「ニコチンアミド」)は、ビタミンB群の仲間である「ナイアシン(ビタミンB3)」のひとつ
  • ナイアシンは補酵素として、糖質やたんぱく質、脂質の代謝のサポート、エネルギーの産生などにかかわっていて、神経症状の予防、アルコール分解のサポート、肌や粘膜の健康維持などの働きもある
  • ナイアシンアミドを化粧品から取り入れると、バリア機能の向上、シミの予防、シワの改善、酸化予防、炎症予防やニキビ改善といった効果が期待できる
  • ナイアシンアミドは、刺激性が低く肌トラブルなどが起きにくい成分
  • ナイアシンアミドは、じっくり使い続けることがポイント
  • 悩みに合わせてナイアシンアミドをほかの成分と併用するのもおすすめ
文/品川美容スタッフ

▼関連記事

category