ワキの黒ずみは、多くの女性が抱えている悩みの一つ。いくらムダ毛を処理していたとしても、ワキが黒ずんでいてはきれいな肌とはいえません。ワキの黒ずみの原因は主に2つあり、それぞれでケア方法が異なります。以下では、それぞれのケア方法をご紹介します。
肌に負担の少ない日常生活を心がける
ワキの黒ずみの大きな原因は、メラニンによる色素沈着です。色素沈着というと紫外線により起こるものとイメージする方もいるかもしれませんが、ワキの黒ずみの場合は主に肌への物理的刺激が原因となります。
特に注意しておきたいのが、ムダ毛処理時に起こる肌への摩擦です。カミソリや毛抜きによるムダ毛処理は、肌に大きな負担を与えてしまう行為の一つ。全身のなかでもデリケートといわれるワキの皮膚は、刺激を与えることで肌を守ろうとメラニン色素を生成します。これにより、肌が色素沈着を起こし黒ずんでしまうほか、太いムダ毛を生成してしまうことに繋がるのです。
これを防ぐには、ワキを刺激しないよう心がけることが一番です。ムダ毛処理の頻度を抑えるのはもちろん、処理前にホットタオルで肌を温めムダ毛を柔らかくしたり、処理後に冷たいコットンやタオルで肌を鎮静したりといった工夫が必要です。また、日常生活では肌を摩擦するような下着は着けない、肌への負担が大きい制汗剤は刺激の弱いものを選ぶなどの工夫も重要。このほか、メラニンの生成を抑制するビタミンCや、肌のターンオーバーの促進に有効なビタミンEなどを積極的に摂取するのも一つの手です。
とはいえ、なかには「ムダ毛が太いため処理回数を減らすのは難しい」という方もいます。その場合は、医療レーザー脱毛を利用するのがおすすめです。医療レーザー脱毛は自己処理と比べて肌への負担が軽く、また効果の高いムダ毛処理方法でもあります。これを利用することで肌への刺激を減らし、メラニン生成を阻止できるため、ワキの黒ずみを効率的に防ぐことができます。
丁寧な洗浄と保湿の徹底で黒ずみ知らずの肌に
ワキの黒ずみのもう一つの原因が、皮脂や不要な角質による毛穴詰まりです。ワキは全身のなかでも汗をかきやすく、ゆえに蒸れやすい部位。にもかかわらず汗をかいた状態で放置していると、分泌された皮脂が毛穴に詰まり黒ずみを起こすことになります。また、ターンオーバーが乱れることで不要な角質が肌から剥がれていかず、これが毛穴に詰まり黒ずんでしまうこともあります。
これを防ぐには、ワキの皮脂汚れや角質除去が有効です。湯船に浸かってワキに溜まった皮脂や角質を柔らかくしたあと、肌にやさしい石鹸やボディソープで入念に洗ったり、柔らかいタオルで軽くこすったりして落としていきましょう。このとき、タオルで強くこするのはNG。また、スクラブ入りの洗浄料も肌を摩擦し色素沈着を起こす原因となるので、頻繁に使用しないよう留意する必要があります。
ワキを洗ったあとは、たっぷりの化粧水とワキの黒ずみ用の美容液・クリームで保湿しましょう。ビタミンC配合の化粧水を使うのもおすすめですが、肌が弱い方は刺激の少ないタイプを選ぶのが無難です。くわえて、美容外科では塗り薬を処方してもらうことができます。メラニン生成の抑制に有効なハイドロキノンや、ターンオーバー促進に有効なトレチノインなどを配合したクリームを利用すれば、黒ずみを薄くしながら新しい肌を生成していくことが可能です。
ワキの黒ずみを防止・解消するには、メラニンによる色素沈着と、皮脂や不要な角質の毛穴詰まりをしっかり対策することが重要です。上記のケア方法を利用し、また「なかなか改善しない」という場合は美容外科の力を借りながら、黒ずみのないきれいなワキを手に入れましょう。
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