ポテンツァとダーマペンの違いって？特徴や美容効果を徹底比較

ポテンツァとダーマペンって？

そもそも、ポテンツァとダーマペンは、それぞれどのような治療法なのでしょうか？ポテンツァとダーマペンの違いを正しく理解するためにも、まずはそれぞれの施術内容の詳細について見ていきましょう。

ポテンツァとは

ポテンツァとは、美肌治療機器の一種です。細い針で肌に微細な穴を開けて肌組織の再生を図るマイクロニードル治療と、高周波ラジオ波（RF）治療を掛け合わせた治療です。

ポテンツァ治療では、肌悩みに合わせてチップを使い分け、スタンプを押す要領で肌にたくさんの針を刺します。そして針先から高周波RFを照射し、肌の深部に刺激を与えることで、ニキビ跡や毛穴の開きの改善などさまざまな美肌効果が期待できます。

また、肌の真皮層まで薬剤を的確に浸透させる「ドラッグデリバリーシステム」が搭載されているのも、ポテンツァの特徴のひとつです。ドラッグデリバリーシステムによって、ポテンツァ治療ではより効率的にさまざまな肌悩みにアプローチしています。

ポテンツァ

ダーマペンとは

ダーマペンも、マイクロニードル療法の一種です。髪の毛よりも細い専用の極細針を使い、肌の表面に一時的に小さな穴を作ることで、肌の再生力を向上させます。

ダーマペン治療では、肌が傷を修復しようとする過程でコラーゲンやエラスチンが生成されるため、肌本来の自然治癒力を高める効果が期待できます。

この他、目的や肌悩みに合わせて針の長さや本数の微調整ができる点も、ダーマペンの特徴です。

ダーマペン4

ポテンツァとダーマペンの治療法の違い

ポテンツァとダーマペンはどちらも極細針を使った治療のため「何が違うのかよくわからない」という方も多いでしょう。しかし、この2つの施術は「RF照射の有無」と「薬剤の導入方法」の点で大きな違いがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

RF照射機能の有無

ポテンツァには、肌に挿入した針先から高周波のラジオ波を出す「RF照射機能」が備わっています。RF照射はダーマペンにはない機能なので、この機能の有無は両施術の大きな違いのひとつといえるでしょう。

RF照射とは、肌に挿入した針先からRF（ラジオ波）を照射し、皮下組織に熱エネルギーを与えることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促す機能のことです。この機能のおかげで、ポテンツァは従来のダーマペンと比べ、より効率的に美肌治療をおこなえます。

また、RF（ラジオ波）には止血作用もあるため、ポテンツァは施術後のダウンタイムも比較的短期間で済む傾向にあります。

薬剤の導入方法

ポテンツァのチップにはドラッグデリバリーシステムが備わっており、針を抜くのと同時に空気が押し出されます。これにより、薬剤を深部にまで浸透させることが可能です。一方ダーマペンは、肌に穴を開けた後に施術者が手動で薬剤を塗布する必要があります。

薬剤の導入方法が手動に限られるダーマペンと比べ、ポテンツァであればより効率的に施術をおこなえます。

ポテンツァとダーマペンの効果の違い

ポテンツァとダーマペンは、いずれもさまざまな肌悩みを改善できる人気の施術です。しかし、両施術は期待できる効果に違いがあります。自身の肌悩みに合った治療を受けるには、それぞれの施術効果を正しく理解しておく必要があります。

次はポテンツァとダーマペンの効果の違いについて、詳しく見ていきましょう。

ポテンツァに期待できる効果

ポテンツァで効果が期待できる肌トラブルは以下の通りです。

• ニキビ
• クレーター、傷跡
• 肝斑
• 赤ら顔
• 毛穴の開き
• 小ジワ
• トーンアップ、美白
• たるみ、リフトアップ

ポテンツァ治療は、チップの使い分けができること、RF照射機能・ドラッグデリバリーシステムにより、幅広い肌悩みにアプローチできます。

また、凹凸の深いニキビ跡やクレーターの改善効果、色素沈着リスクを抑えた治療ができる点も、ポテンツァ治療の特徴です。

ダーマペンに期待できる効果

ダーマペンで効果が期待できる肌トラブルは以下の通りです。

• ニキビ
• クレーター
• 毛穴の開き
• 小ジワ
• 毛孔性苔癬（もうこうせいたいせん）
• 肌のハリ、弾力
• くすみ、美白

このように、ダーマペンも対応できる肌悩みは多岐に渡ります。しかし、ダーマペンではポテンツァのように肝斑・赤ら顔・リフトアップなどの治療効果は期待できません。

ポテンツァとダーマペンのどちらの施術を受けるか悩んでいる方は、それぞれの施術効果の違いを正しく理解することが大切です。より的確に自身の肌悩みにアプローチできる施術を選ぶといいでしょう。

ポテンツァとダーマペンのその他の違い

ここまでポテンツァとダーマペンの大まかな違いについて紹介してきました。しかし、ポテンツァとダーマペンにはこの他にもさまざまな違いがあります。

両施術への理解をさらに深めるためにも、次はポテンツァとダーマペンのダウンタイムや費用面などの違いについて見ていきましょう。

施術中の痛み

ポテンツァは針を刺す深度とRF照射の熱量を調節できるため、ダーマペンよりも痛みをコントロールしやすいです。

ポテンツァもダーマペンも、針を使うためチクチクとした痛みを感じることがあります。ただし、痛みの感じ方には個人差があり、針の長さや肌質などによっても痛みの程度は異なります。

いずれの施術も、痛みを伴う可能性はゼロではありません。どうしても痛みが心配な方は、麻酔の設備が整っているクリニックを選ぶようにしましょう。

ダウンタイム

ポテンツァには止血作用のあるRF照射機能が備わっているため、ダーマペンよりもダウンタイムが短期間で済む傾向にあります。

ポテンツァもダーマペンも、施術後は肌の赤みや腫れ、内出血、乾燥などの症状が出る可能性があります。そのため、両施術とも一定期間のダウンタイムが必要です。

使用した針の長さや薬剤、肌質などによっても異なりますが、通常は2〜7日程度で症状が落ち着きます。

施術回数

ポテンツァは、ダーマペンと比べて少ない施術回数で高い効果を実感しやすいといわれています。ただし、両施術とも効果は永続的に続くものではなく、治療効果を持続させるためには定期的に施術を受ける必要があります。

具体的な施術回数は目的や肌状態によっても異なるため、カウンセリング時に担当医師に詳細を聞いておくようにしましょう。

費用

多くのクリニックでは、ポテンツァの方がダーマペンよりも高めの価格設定となっています。以下は品川美容外科の施術料金です。

※自由診療のため保険が適用されません。なお、掲載している費用は全て税込です。

ただし、ポテンツァの施術費用はクリニックごとに大きく異なります。できるだけ費用を抑え、継続的にポテンツァを受けたいと考えている方は、各クリニックの費用をしっかり比較しておくことが重要です。

ポテンツァとダーマペン、どちらがおすすめ？

ポテンツァとダーマペンを比較すると、ポテンツァの方が一度の施術で得られる効果が高いです。しかし、その分施術費もかさむため、一概にすべての方にポテンツァが適しているとはいえません。ここからは、各施術がどんな人におすすめなのかを紹介します。

いずれの施術を選ぶ場合も、自身の症状と予算に合った治療法を選ぶことが何よりも重要です。

ポテンツァと水光注射の違い

ポテンツァやダーマペンと同じように、針を使用する肌治療の施術のひとつに「水光注射」があります。治療法の選択肢を広げるためにも、次はポテンツァと水光注射の違いについて詳しく見ていきましょう。

水光注射とは

水光注射とは、美容成分が含まれた薬剤を皮膚の表皮層に直接注入する美容施術です。

水光注射は肌にダイレクトに薬剤を注入するため、肌のコラーゲン密度を効率的に高める効果が期待できます。施術後は、肌のハリや瑞々しさを感じやすくなるでしょう。

また、薬剤による効果だけでなく、ポテンツァやダーマペンと同じように、自己再生作用がはたらくのも水光注射の特徴です。針によって傷ついた肌を再生する際にコラーゲンなどの美肌成分が生成されるため、小ジワやくすみなど、さまざまな肌悩みの改善効果が期待できます。

ポテンツァと水光注射では得られる効果が違う

ポテンツァと水光注射は、いずれも幅広い肌悩みに対応できる施術法です。しかし、施術により得られる美肌効果が大きく異なります。

ポテンツァはニキビ跡やクレーター、毛穴開きの軽減など、肌の表面をなめらかに整えるのに効果的です。一方、水光注射は小ジワを目立ちにくくさせ、ハリのある若々しい肌に近づける治療です。

ポテンツァと水光注射のどちらを受けるか悩んでいる方は、まずは自身がどのように肌悩みを改善したいのかを考えるといいでしょう。

水光注射

ポテンツァにデメリットはある？失敗事例は？

一部のネット記事やSNSなどでは「ポテンツァを受けて失敗した」「効果ない」など、ポテンツァに関するネガティブな口コミが投稿されていることもあります。施術を検討している方の中には、このような投稿を見て不安に感じる方もいるでしょう。

実際に、ポテンツァにはどのようなデメリットがあるのでしょうか？施術への不安を和らげるためにも、次はポテンツァのネガティブな面についても確認していきましょう。

人によっては副作用が出ることも

人によっては、ポテンツァの施術後に腫れや赤み、内出血などの副作用が生じることがあります。

腫れや赤みは短期間で落ち着くことが多いですが、内出血は1〜2週間ほど続くこともあります。施術後に副作用が長引いてしまった方の中には、ポテンツァに対してネガティブな印象を持つ方もいるかもしれません。

しかし、ポテンツァの副作用は、時間の経過とともに緩和されることが多いです。症状が落ち着くまでは、マスクで顔を隠すなどの工夫をすれば、施術直後の外出も可能です。過度に心配し過ぎず、不安な点はカウンセリング時に医師に相談しておきましょう。

1回だけでは施術の効果が薄い

ポテンツァは回数を重ねることで効果を発揮する施術なので、1度だけ施術を受けても満足のいく効果は得にくいです。ポテンツァの施術回数の目安は、以下の通りです。

具体的な施術回数は人によって異なるので、施術前に医師に確認しておくことをおすすめします。

ポテンツァに関するよくある質問

次は、ポテンツァに関するよくある質問を紹介します。Q&A形式で回答するので、ポテンツァを検討している方はぜひ参考にしてください。

ポテンツァの「ダイヤモンドチップ」って何？

ダイヤモンドチップとは、肌のタイトニングに効果的なチップです。熱エネルギーを深くまで届けることができ、肌の引き締め効果が期待できます。

また、ダイヤモンドチップは針がないことが特徴です。針がないため施術時の痛みが少なく、比較的短時間で施術が終わります。ダイヤモンドチップは、顔や首周りのたるみを改善したい方におすすめです。

ポテンツァを受けた後に気をつけることは？

施術直後の肌は敏感になっています。ポテンツァを受けた後は肌を清潔に保ち、なるべく外部からの刺激を与えないよう心がけてください。

紫外線による色素沈着を防ぐためにも、外出時には日焼け止めの使用も忘れないようにしましょう。このほか、帽子や日傘、飲む日焼け止めやマスクなども積極的に活用して、極力肌に負担を与えないよう気をつけてください。

ポテンツァ後はいつも通りのスキンケアをすればいい？

ポテンツァは肌に熱エネルギーを与える施術のため、施術後の肌は非常に乾燥しやすい状態です。そのため、ポテンツァ後はいつもより入念に肌を保湿してあげることが大切です。

乾燥は肌のバリア機能や修復力を弱める原因となることがあります。さらに、症状が進行すると肌の赤みやかさつき、炎症などの諸症状も助長させてしまいます。

そのような事態を防ぐためにも、施術後は保湿成分が豊富に含まれている化粧水や乳液を活用して、いつもより丁寧なスキンケアを心がけましょう。

日焼け肌でも施術を受けられる？

日焼けした肌は皮膚が熱を持っている状態なので、施術による予期せぬ副作用を招く可能性が高まってしまいます。そのため、日焼け肌の方がポテンツァの施術を受けることはあまりおすすめしていません。

施術を検討している方は、万が一のトラブルを避けるためにも、日焼けが落ち着いてから施術日程を決めるといいでしょう。

ポテンツァ後のダウンタイム中にメイクはできる？

ダウンタイム中のメイクについては「施術後数時間経てばOK」とするところもあれば、「翌日以降でないとNG」とするところもあるなど、クリニックごとに方針が異なります。

そのため、施術後すぐにメイクをしたい方は、事前に担当医師にメイクの可否について確認しておきましょう。

いずれにせよ、ダウンタイム中は肌にあまり刺激を与えないようにすることが大切です。メイクする場合も、肌に優しい成分でできたメイク用品を使う、なるべく摩擦を与えないようにする、などの点に気を配りましょう。

品川美容外科のポテンツァ

▲品川美容外科のポテンツァ施術の効果

品川美容外科のポテンツァ施術の流れは、下記の通りです。

①医師によるカウンセリング

担当医師が患者様の肌状態を入念に確認し、施術の詳細や、施術により期待できる効果をわかりやすくご提案します。施術に関するご不明点や不安事項など、お気軽にご相談ください。

②洗顔

メイクをしている患者様は、施術前に落としていただきます。クレンジング・洗顔料はクリニックでご用意しております。

③施術開始

患者様の症状に合った薬剤を塗布した上で、施術を始めます。痛みが不安な方には、麻酔クリーム（別途有料）のご用意もございます。

④治療後

施術後はノーメイクでお帰りください。メイクは翌日（24時間後）から可能です。施術後の肌はデリケートなので、刺激を与えないよう気をつけましょう。

ポテンツァが気になったらまずはカウンセリングを

品川美容外科の「ポテンツァ」施術は、患者様のさまざまな肌悩みにアプローチできます。薬剤やチップも患者様に適したものを使用するので、より効率的に理想の肌に近づけるでしょう。