210105_SBN_logo_pink.svg

268_00.jpg

鼻は顔の中心にあるため、いちばん目立つ顔のパーツだといえるかもしれません。
その人の第一印象や美醜の判断材料に、鼻の印象は大きな役割を果たしています。それだけに、鼻の形で悩んでいる人は多いようです。

大きい鼻、小さい鼻、長い鼻、低い鼻、ワシ鼻、ブタ鼻など鼻の形には色々とありますが、今回はその中でも団子鼻について解説したいと思います。

団子鼻のイメージ

団子鼻のイメージ

団子鼻(button nose)は鼻先が尖ってなく、低くて丸くなっているのが特徴で、ニンニク鼻とも呼ばれています。日本人に多い鼻形といわれますが、これは西洋人と比較すると皮膚が厚くて硬いこと、鼻先に脂肪がつきやすいこと、鼻先の軟骨が空気の通りやすい広い形をしていることなどが原因のようです。

団子鼻についての印象ですが、見ようによっては親しみやすく可愛らしい感じを与えますが、半面、クールで知的な印象はあまりないのかもしれません。


鼻は、顔の中で高さがある部分ですので、鼻が高いとメリハリのあるはっきりとした印象になります。この点、あまり高さのない団子鼻は、顔に奥行きを感じさせない分、のっぺりとした顔に見えたり、野暮ったく見えたりもするため「この鼻を何とかしたい!」とコンプレックスを感じている女性も多いようです。

団子鼻の2つのタイプ

268_02

鼻の先には「鼻翼軟骨(びよくなんこつ)」という蝶のような形の骨があり、その上に脂肪と皮膚が被さっています。団子鼻には「鼻の頭が膨らんでいるタイプ」と、「鼻先の幅が広いタイプ」と大きく2種類のタイプがあります。

鼻の頭が膨らんでいるタイプ

268_07

鼻翼軟骨の上についた皮下脂肪や皮膚が厚くなっている状態です。皮下脂肪が多めについて皮膚が厚くなり、鼻先に空気の通るスペースが広くなって、正面からみると丸い形にみえます。

鼻先の幅が広いタイプ

268_08

皮下脂肪や皮膚が厚くなっていることに加えて、左右の鼻翼軟骨が横に広がり、軟骨の中央部分が離れて左右に分かれた状態になっています。
鼻の軟骨は比較的柔らかいため、脂肪や皮膚が厚く乗ることで、逆に軟骨が押しつぶされ、団子鼻になるということもあります。

団子鼻の改善方法

団子鼻の改善方法

鼻は人それぞれもとの形があるため、根本から解決するのはなかなか難しいものです。
とはいえ、少しの変化があることで、多少なりとも印象を変えることができるのもまた事実。日常的なメイクやマッサージなどを工夫して、団子鼻を改善する方法をみていきましょう。

メイクで改善

団子鼻は鼻筋がぼやけている感じがあるので、鼻筋をすっきり見せるように工夫してみましょう。
ノーズシャドウで鼻筋のわきをなぞるように眉頭から小鼻の上までのせていきます。濃すぎると不自然な印象になってしまうので、ブラウン系の淡い色味のものがよいでしょう。最後に、鼻筋に沿って鼻の一番高い部分までハイライトを細めにのせるとできあがりです。

むくみの解消

団子鼻は、むくんでいる場合も多くみられます。脂肪が占めていることが多いため、冷たいタオルやアイスノンなどで鼻に刺激を与えることで、引き締められることもあります。

マッサージで改善

鼻筋の大部分は軟骨でできているため、コツコツマッサージをすると、ある程度は鼻筋を整えることも期待できます。
顔の皮膚は薄いので、肌にあまり強い力をかけすぎないように注意することが大切です。まず、洗顔をして肌を清潔な状態にします。次に、滑りがよくなるように鼻の周りにワセリンやローションを塗りましょう。そして、次のようなマッサージを行います。

・鼻の横全体を左右交互に指でマッサージする
・両手の人差し指の腹で、鼻の付け根部分を左右から挟み、形を整える
・付け根と同じ要領で、鼻の中央辺りを左右から挟んで押す
・小鼻を両手の人差し指、中指、薬指の腹で左右から挟んで押し出し、溜まっている水分や老廃物を流すイメージで上に引き上げる

美容医療での改善方法

美容医療での改善方法

鼻尖縮小術

「鼻の整形」というと、ヒアルロン酸注入やシリコンのようなプロテーゼを挿入して、鼻の高さを高くするというイメージがあるかもしれません。しかし団子鼻はそれでは治りません。
団子鼻は高さだけが問題なのではなく、「鼻尖(びせん)」と呼ばれる鼻先の部分の形状を改善する必要があるのです。そのため、鼻翼軟骨を縫い合わせて横の広がりを抑え、高さを出す施術をします。これを「鼻尖縮小(びせんしゅくしょう)」といい、当院では「鼻先縮小」という施術がこれにあたります。

鼻先のふくらみを小さくするために糸のみで止めたり、鼻の穴の中を数ミリほど切開し、広がっている鼻先の軟骨を縫い合わせたりする方法などがあります。切開した場合も外からは全くわからず、施術後も傷跡は目立ちません。されにこれを行った後、ヒアルロン酸注入などで理想の鼻の高さにすることも可能です。

1day鼻先縮小 :

1day鼻先縮小:鼻先の軟骨を縫い合わせて鼻先を小さくする施術。
194,900円(税込214,390円)~243,620円(税込267,990円)
【リスク・副作用】ハレ:3日~1週間位。痛み:数日間軽い痛み。内出血:1~2週間位。
担当:渋谷院 和田哲行院長(Tel:0120-175-600)

鼻尖形成術

日本人には鼻翼軟骨が小さい人が多いのですが、その場合は自分の耳の軟骨を鼻先に移植する「鼻尖形成(びせんけいせい)」という方法もあります。
鼻尖縮小よりも大がかりですが、シャープな鼻先を作ることが可能です。また自分の軟骨を使っているので、アレルギーなどの心配はいりません。

鼻先修整 :

ダンゴ鼻(鼻先)修整:鼻先の軟骨を縫い合わせて鼻先を小さくする施術。
91,050円(税込100,160円)~113,810円(税込125,200円)
【リスク・副作用】ハレ:3日~1週間位。痛み:数日間軽い痛み。内出血:1~2週間位。
(Tel:0120-189-900)

このようにさまざまな治療法が開発されています。組み合わせて治療を行うことで、希望する理想的な鼻を手に入れることもできるでしょう。

団子鼻がコンプレックスになっている人は多くいます。しかし、鼻の理想の形は十人十色。どのような鼻になりたいのか、鼻だけでなく、顔のバランスなども考えて慎重に選びたいものです。長年悩ましく思っている人は思い切って専門医に相談してみましょう。

まとめ

  • 団子鼻は、鼻の特徴として日本人に多い形である
  • 団子鼻には大きく分けて「鼻先の中央が膨らんだタイプ」と「鼻先の幅が広いタイプ」の2種類がある
  • 団子鼻は、皮下脂肪や皮膚が厚くなっていたり、鼻の先の軟骨の形が横に広がっていたりする
  • 改善方法としては、メイクで鼻筋を強調する、むくみを解消させるために鼻を冷やす、マッサージで改善させるなどの方法がある
  • 美容医療によって改善する方法もある
  • 鼻尖縮小(団子鼻修正)という施術を行って鼻先を糸で縫い合わせる方法や、鼻翼軟骨が小さい場合に自分の耳の軟骨を移植する方法もある
  • 鼻の形だけでなく、顔のバランスをみる必要があるので、専門医に相談してみる
文/品川美容スタッフ:監修/看護師

category