見た目年齢が気になったら…たるみ解消で若返り！

老け顔はイヤ！見た目年齢を下げるには？

年齢と共に顔の皮膚を支える筋肉は衰え、紫外線や活性酸素の影響で、皮膚にハリを与える真皮のエラスチンやコラーゲンの力は弱くなります。それに伴い、若いうちは重力に逆らってピンと持ち上がっていた皮膚も、どんどん垂れてしまいます。ほうれい線やマリオネットラインが深くなったり、ブルドッグラインが出来るのは、全て老化による皮膚のタルミが原因。お顔のタルミは見た目年齢を簡単に5～10歳上げてしまいます。
タルミが見た目年齢を上げてしまうのであれば、やるべき事はただ一つ！たるみを解消すれば良いわけです。でも、弛んでしまった皮膚は、その程度が重度になればなるほど化粧品やマッサージだけでは引き上がりません。こればかりは美容皮膚科・外科での治療に頼るしかないのです。

美容皮膚科・外科での治療メニューには以下のものがあります。

1． 皮膚を切開するフェイスリフト
2． ヒアルロン酸など、注入系
3． レーザー、高周波など、照射系
4． 糸によるリフト

では、一つずつ見ていきましょう。

1．皮膚を切開するフェイスリフト

従来のたるみ治療の第一選択は皮膚を切開するフェイスリフトでした。主なフェイスリフトの方法は、SMAS(superficial musculoaponeurotic system)法と呼ばれるもの。皮下組織と表情筋の間にはSMAS＝顔面表在筋膜（がんめんひょうざいきんまく）と呼ばれる層があり、このSMASが皮膚とともに緩むことがたるみの原因となっている事があるのです。
そこで、垂れ下がったSMASを含む皮下組織を皮膚と一緒に引き上げ、余った部分を切り取って耳の付け根で縫合する事により物理的にタルミを持ち上げます。

フェイスリフトのメリットとしては即効性が挙げられますが、同時に侵襲性（しんしゅうせい）がとても高く、どうしても傷痕がケロイド状に残ってしまうケースがある、というデメリットもあります。また、技術者の技量によっては見た目や本人の感覚として「顔がひきつれたように見える・感じる」といったケースもあるため、安易に受けられるような施術ではありません。
さらに、フェイスリフトを行える回数は3～4回と限られている事、通常は少したるみが目立ってきた程度の老化のはじまりのサインが出始めたころには行わないなどの制限があるのもデメリットと言えます。

2.注射・注入によるリフトアップ

顔にメスを入れるのが怖い人や、美容整形のビギナーにはヒアルロン酸などの注入によるリフトアップが人気です。
薬剤をほうれい線などシワが気になる部分に直接注入して凹んだ皮膚を盛り上げてシワを解消したり、頬骨の位置を高くするように注入してタルミを引き上げる方法です。また、ヘアライン（髪の生え際）に沿ってヒアルロン酸を注入する事により額のシワを解消したり、頬のタルミの引き上げを行うことも出来ます。これらは軽度のたるみに有効で、持続期間は一般的に薬剤が吸収されるまでの3～12ヵ月ですが、薬剤によっては2～3年続くものもあります。

3．レーザー照射によるたるみ解消

メスを用いず、負担が小さく、手軽に試せるという点で人気なのがレーザーや高周波を用いた方法です。レーザーや高周波を使って皮膚真皮層のコラーゲンを引き締め、タルミを改善・解消します。
ただし、治療の効果が出るまでに時間がかかったり、人によっては効果が分かりにくい場合もあります。

当院では、医療ハイフ（HIFU）第3世代タイタンがあります。第3世代タイタンは、従来のHIFUマシンに比べSMAS層や皮下組織に熱変性を与えることで治療後即時に効果を実感しやすいことが特徴です。

医療ハイフ（HIFU）第3世代タイタン

4．糸によるリフト

皮膚を切開するフェイスリフトと注入・レーザー照射系の中間に位置づけられるのが糸によるリフトアップ治療です。
皮下組織に糸を挿入してたるみを引き上げることで、フェイスリフトのような侵襲性がなく、注入・照射系よりも即時効果が感じられること、さらに、注入・照射系よりも長く効果が持続するのが特徴です。

また、フェイスリフトでは、タルミが引き上がってもお肌の状態が改善する事はありませんが、糸による治療では、糸が挿入されたことによる血行改善、ターンオーバー促進など、照射系で得られるような肌質自体の改善効果もあるため、タルミが引き上がるのと同時にお肌の引き締めや、美肌効果も見られます。
糸の種類は大きく分けると溶けるものと溶けないものに二分され、さらに形状は毛羽立ったものやコーンが付いているもの、何も付いていないものなど、施術やメーカーによってそれぞれ特徴があります。

美肌アモーレ

品川グループの「美肌アモーレ」とは？

 品川美容外科・品川スキンクリニックの糸による施術は何種類かありますが、中でも「美肌アモーレ」は上記に記したようなタルミのリフトアップと美肌効果が同時に得られる施術です。
時間が経つと溶けて体内に吸収されるタイプの毛羽立った糸を挿入することでリフトアップ効果が得られ、さらに糸が挿入されたことによって肌の内部の血行改善、ターンオーバー促進といった効果が期待できます。糸は一定期間で溶けて吸収されるため、メスを使ったフェイスリフトとは違って、何度でも治療が可能です。

また、フェイスリフトとは異なり回数を重ねるごとにどんどん肌質が改善されていくため、何歳からでも施術の開始が可能で、タルミが出始める前から早期治療を行う事ができ、老化の進行を遅らせる事ができます。

他のクリニックでも類似した糸による治療は受けられますが、受けて美肌効果も期待できるのは品川グループオリジナルです。また、品川グループでは顎の下などお顔の正面から見えない部位から線維を挿入するように工夫しているので、術直後でも施術を受けたか分からないようになっています。ダウンタイムも短く、まれにみられる内出血もメイクで隠せる程度で、抜糸などで再来院する必要もありません。施術のたびに長期休暇を取ったり、家に引きこもったりしてお顔を隠す必要はありません。

また、この施術は他の治療と組み合わせる事も可能です。頬やほうれい線、お顔のラインなどを美肌アモーレで整えた後、目元の小じわやくっきり跡の付いてしまったほうれい線にコラーゲン合成、血管新生、皮膚の再生を促す成長因子を注入してハリを与えてシワを改善したり、ヘアラインに沿ってヒアルロン酸を注入して額のタルミが引き上げ、シワの改善と同時に目の開きを良くして目を大きく見せる…といった複合的なご要望にも答えることができます。

美肌アモーレ

施術の組み合わせで効果的に若返りを目指しましょう

たるみの原因は人によって様々ですが、例えば必要以上のお顔の脂肪は筋肉や皮膚によって支えることができず、たるみを悪化させてしまう場合があります。そこで脂肪を分解する注射「1日脂肪取り®︎顔やせ」と組み合わせて皮下脂肪を取り除くと、引き上げ効果が高まり、より効果的です。
また、エラが張っている方は、美肌アモーレと同時にエラに「ボツリヌス・トキシン（ボツリヌス注射）注入」を行うことでフェイスラインがシャープになり、よりお顔を小さくスッキリ見せることが出来ます。これらの施術を組み合わせれば、トータルな若返りが可能になりますね。

20代、30代の頃ならそんなに見た目年齢に差は出ないかもしれませんが、40代ともなると人によってその差は大きくなってきます。小じわなどは日々のお手入れで多少防ぐことができるかもしれませんが、たるみに関しては化粧品で解消する事は不可能です。
しかし、たるみのお悩みは美容医療で治療・解消することができます。シミ、シワ、たるみなど、老化のはじまりのサインが出てきたら(もしくは出る前に！)治療を開始して、いつまでも若々しい肌を保つようにしましょう！