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お尻のケア、あなたは意識していますか?自分で目にする機会が少ないので、顔に比べてつい手を抜きがちですが、お尻が黒ずんだりザラついたりしている人は少なくありません。美しいお尻を目指すために知っておきたい、トラブルの原因や対処法について解説します。

見落としがちなお尻のケア

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顔のスキンケアは毎日欠かさずしているけど、お尻のケアなんて気にしたこともない、という人は多いのではないでしょうか。でも、そんな人は入浴の際などに改めてよく見てみてください。黒ずみやざらつき、たるみ、ニキビなど、理想とはかけ離れたコンディションに驚くかもしれません。

お尻はスキンケアの意識が向きにくいこともあって、実は肌トラブルが起こりやすい部分です。とくに最近は自宅で過ごすことが増えていますが、座ったままでいる時間が長いことも、お尻の黒ずみや乾燥など、さまざまな肌トラブルを招くきっかけになっています。

お尻の肌トラブルが起こる原因

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お尻の黒ずみやざらつきなどのトラブルは、次のような原因が関わって生じると考えられます。

摩擦や圧迫などの刺激

お尻は下着やボトムスによって、常に摩擦刺激という負荷がかかっている部分。紫外線だけでなく、摩擦や圧迫といった刺激を受けることでもメラニンは作られます。メラニンは肌を刺激から守るために働き、ターンオーバーがうまく機能していれば体外へ排出されていきます。

ところが、常に摩擦が生じているお尻はメラニンの生成が活発で、より黒ずみやすくなってしまうのです。デスクワークなどで座っている時間が長いと、圧迫による刺激も加わるので、色素沈着がさらに残りやすくなります。

乾燥

お尻は乾燥しやすいパーツの一つです。乾燥した肌は少しの刺激でも炎症が起こりやすく、メラニンが増加したり、ニキビなどのトラブルが出やすくなったりします。また、肌表面にある角層の水分保持力が低下すると、ごわつきやシワが目立つようになります。さらに、乾燥から生じるかゆみを我慢できずにかいてしまうと、炎症が悪化して赤みやザラつきが出ることもあります。お尻に限らず、乾燥は肌の大敵なのです。

お尻の肌トラブルを予防するには

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このような原因から生じるお尻の黒ずみやザラつきを予防するためには、毎日の生活を見直すことが肝心です。

自分の身体に合った下着や衣類を選ぶ

締め付けが強い、サイズが合っていない、ゴムの跡が残るなどの下着は肌への負担が大きく、黒ずみが生じる原因となります。ボトムスも身体にフィットするジーンズなどより、ストレッチ性のあるもののほうが摩擦は小さくなります。外出先やイベントなどシーンによっては難しいこともあるでしょうが、自宅では締め付けの少ない物を選ぶとよいでしょう。

座位によるお尻の負担を減らす

オフィスや自宅で椅子に座る時間が長い場合は、クッションや座布団を敷いたり、こまめに立ち上がったりして、お尻の負担を減らすことを心がけましょう。また長時間、座ったままだとお尻が圧迫されるだけでなく、血流の悪化にもつながります。デスクワークの際は、休憩をかねて時々立ち上がり軽くストレッチなどを行うと、お尻の圧迫が軽減されたり、血行が良くなったりして肌トラブルの予防につながります。

美尻を目指すために取り入れたいセルフケア

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日常生活で起こりがちな刺激や圧迫をできる限り取り除いたうえで、次のようなセルフケアをするのがおすすめです。

保湿ケアを入念に行う

乾燥しやすいお尻の肌には、保湿ケアが欠かせません。肌の水分保持力を高めてトラブルが生じにくい状態をキープするために、入念な保湿ケアを行いましょう。入浴後にボディクリームやボディオイルなどをお尻全体に塗り込んだり、お尻専用のシートマスクなどを使ったりするのもよいでしょう。また、足からお尻にかけてはむくみやすいので、血行が促されるように優しくマッサージをするとより効果的です。

定期的な角質ケアで肌質改善

お尻の黒ずみやざらつきを取り除くには、角質ケアも重要です。ただし、古い角質を除去したいからといって、硬いタオルやあかすりなどでお尻をゴシゴシこするのはご法度。肌への刺激が強く、黒ずみや炎症を悪化させる原因になります。

お尻の角質ケアとしては、定期的にボディ用のスクラブピーリング石鹸を使用するのがおすすめです。黒ずみやごわつきが気になる部分をスクラブ(微細な粒子の入った洗浄料)で優しくマッサージしてから洗い流すと、ツルッとした滑らかなお肌に近づきます。

当院でも取り扱いのあるピーリング石鹸「スキンピールバーは顔だけではなくボディソープとして全身に使うことができます。特にスキンピールバーハイドロキノール(黒色)は、くすみに働きかけるハイドロキノンを配合しているため、お尻のくすみが気になる方におすすめです。

このような予防法やセルフケアを継続していくと、お尻のコンディションもだんだんよくなっていくでしょう。しかしそれだけでは不十分、もっと美しいお尻を目指したいという場合は、美容皮膚科などの施術も選択肢の一つです。

スキンピールバー

本気のお尻ケアには、美容施術も効果的

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お尻のニキビやブツブツがなかなか治らないケースには、美容施術などが効果的です。

当院ではケミカルピーリングコラーゲンピールなどがおすすめです。

ケミカルピーリングは、薬剤で古い角質を取り除いて新しい皮膚の再生を活性化させる治療です。古い角質と同時に、毛穴に詰まった皮脂汚れもキレイに取り除くので、角質肥厚によるニキビや毛穴に効果が期待できます。また、メラニンの生成を抑え、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する効果もあるため、肌のくすみが改善されます。

ケミカルピーリング

コラーゲンピールは、高濃度トリクロロ酢酸(TCA)と低濃度過酸化水素(H2O2)とコウジ酸を主成分とする薬剤「PRX-T33」を皮膚に塗布して、線維芽細胞を活性化させることでコラーゲンの生成を促進する次世代ピーリングです。ダウンタイムがほぼないため、毎月のお手入れにとてもおすすめです。

コラーゲンピール

デリケートなゾーンということもあって、なかなか人に相談しづらいお尻のケアですが、まずはお尻に負担のかかる何気ない習慣を見直すところから、始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • スキンケアの手を抜きがちなお尻は、肌トラブルが起こりやすい部分である
  • お尻の黒ずみやざらつき、たるみ、ニキビなどに悩む人は少なくない
  • 摩擦や圧迫といった刺激と乾燥がお尻の肌トラブルを引き起こすきっかけとなる
  • お尻の肌トラブルを予防するには、衣類を見直し、肌への負担を減らすことが重要
  • 長時間座る場合は、クッションなどを使用してこまめに立ち上がるとお尻の負担が減る
  • 美尻を目指すためには、入念な保湿ケアと定期的な角質ケアが大切
  • より本格的にお尻をケアしたい場合は、美容外科の施術も効果的である
文/品川美容スタッフ

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