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鼻の整形というと、鼻を高くすることをイメージされがちですが、実際には「鼻の存在感をなくしたい」「すっきり目立たない鼻にしたい」というご相談も多く寄せられていることをご存知でしょうか。

日本では昔から美人の条件のひとつとされている「美人の忘れ鼻」という言葉があります。「忘れ鼻」とは、すっきりして目立たないため「どんな鼻だったか忘れてしまう」ような鼻のことをさし、美人に見えるということから、この「忘れ鼻」になりたいと考える女性は多いのです。

顔の中心に位置し、顔全体のバランスを左右する重要なパーツ「鼻」の形について解説します。

 

東洋・西洋で異なる鼻の特徴

【新・美人の条件?「忘れ鼻」】東洋・西洋で異なる鼻の特徴

そもそも、西洋人は鼻が細くて高く、アジア人は鼻が低くて大きい…そんなイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

鼻の形状(高い低い)は、暮らしている地域の気候ごとに進化したものであるという説が有力で、欧米人と比べると、アジア、アフリカ系の人々の鼻は低いというのは、ほとんど万人が抱いている共通認識です。
ノーステキサス大学ヘルスセンターの研究者らによる論文(2016年6月 American Journal of Physical Anthropologyに掲載)によると、寒冷の北欧に暮らすヨーロッパ人は、鼻腔で乾燥した空気を加熱、加湿する役割があるため細く高い鼻に進化し、熱帯地域の人々は高温多湿の環境下で汗による体温調節が難しいため、外気を取り込みやすいよう鼻腔が大きく進化したのだとされています。

環境による顔貌の進化は全てが解明されている訳ではありませんが、地域によって鼻の高さや形には差が生じたと考えられています。そして、地域によって美しいとされている鼻の形にも差があるのです。

日本人好みの「忘れ鼻」とは?

【新・美人の条件?「忘れ鼻」】日本人好みの「忘れ鼻」とは?

「美人の忘れ鼻」というように、日本では鼻に関しては特徴がなく、目立たない方が美しいとされています。

顔の中央にある鼻が目立たないことで、肌の美しさや目の大きさ、唇の形などに目線が行きやすくなり、結果として美人な印象になる、というのがその理由のようです。

逆に、大きく特徴的だったり、高く角ばったような鼻は印象が強すぎて、女性の風貌としてはよくないとされていたようです。
大きく目立つ鼻は「獅子鼻・団子鼻・あぐら鼻」、赤く毛穴の目立つ鼻は「ざくろ鼻・いちご鼻」、高く尖った鼻は「鷲鼻・鉤鼻・尖り鼻」など、いずれも女性の鼻の形容としては嬉しいものではないようです。

とはいえ、大きな鼻は悪いことばかりではありません。
「富を問えば鼻にあり」といわれるように、人相学では大きい鼻の人は、パワフルで金運があるとされることが多いのです。
具体的には鼻筋が太く通っており、鼻尖が大きい鼻が良いとされ、特に鼻先が大きく丸い団子鼻も金運が良いと言われています。

鼻は年齢とともに目立ってくる?

【新・美人の条件?「忘れ鼻」】鼻は年齢とともに目立ってくる?

芸能人などを見ていて、若い頃よりも年齢を重ねると鼻が大きくなったように感じたことはありませんか?

頬や顎と比べると脂肪がつきにくい鼻は体型や加齢の影響を受けにくいパーツですが、実はたるみによって鼻が大きくなったように見えてしまうことがあるのです。
年齢を重ねると、体内の水分量の変化や骨の密度の変化が骨格にも影響を与えます。身長が小さくなったり、背骨が曲がったりなどがイメージしやすいでしょう。

頭蓋骨も年齢とともに痩せてしまい、外側に広がってくると考えられています。それにより鼻を形作る軟骨も広がり、鼻の穴が大きくなることがあります。さらに、年齢による顔面の筋肉の衰えやコラーゲンの減少により、口角や頬がたるんでくると、それとともに小鼻周りの皮膚もたるみ、鼻の穴が広がって見えてしまうことはあるのです。

大きな鼻や広がった鼻はこうしたたるみの影響を受けやすく、逆に小さく引き締まった「忘れ鼻」は多少のたるみであれば目立たないため、「忘れ鼻」であることで老けにくいというメリットもあると考えられています。

「忘れ鼻」になりたい!どうすれば?

【新・美人の条件?「忘れ鼻」】「忘れ鼻」になりたい!どうすれば?

鼻が目立つ・存在感があるという場合、下記のような原因が考えられます。

・ほくろやキズ、毛穴などで目立つ特徴がある
・鼻の形が特徴的である(鼻先や小鼻が大きい)
・鼻自体の大きさが大きい
・鼻の穴が目立つ

実は、「忘れ鼻」の具体的な定義はありません。しかし、こういった目立つ鼻の原因を解消することで、鼻の印象や存在感を薄くして「忘れ鼻」に近づけることは可能です。ここではメイクや美容医療での改善方法をご紹介します。

メイクで「忘れ鼻」にする

・ほくろやキズ、毛穴などで目立つ特徴がある
・鼻の形が特徴的である(鼻先や小鼻が大きい)

こういった場合、メイクである程度カバーすることが可能です。

例えばほくろやキズ、毛穴などはファンデーションやコンシーラーで隠し、頬や目の周りなどの肌と質感を均一にすることで目立たなくすることができます。鼻周りはメイクが崩れやすい位置なので、厚塗りにしすぎないようカバー力の高いアイテムを薄くつける、最後にフェイスパウダーなど鼻以外の肌との境目をぼかすといった工夫をすると良いでしょう。

鼻先や小鼻の大きさが気になる場合も、多少であればノーズシャドウやシェーディング、ハイライトを使って印象を薄くすることができます。
こういった影をつけるメイクはやりすぎないことが大切です。蛍光灯ではなく、できれば窓際の自然光の中でメイクをすると、濃くしすぎず自然な仕上がりを目指せます。

美容整形で「忘れ鼻」にする

・鼻自体の大きさが大きい
・鼻の穴が目立つ

こういった場合、鼻の形の印象を決めているのは「小鼻」である可能性があります。

鼻柱、いわゆる「鼻筋」がある程度太くても、小鼻がすっきりしていると鼻の印象は薄くなります。
品川美容外科の秦医師によると、「鼻の存在感を消したい」というご相談から、小鼻縮小術を提案するケースは多いそうです。

鼻の大きさや存在感が気になっている方の小鼻の特徴としては大きく2種類があります。

①小鼻の付け根が広がっていて、鼻の穴が横に大きくなっている。

②小鼻の皮膚が、厚くて、ボリュームが有る。

これらを改善するにはどうすれば良いのでしょうか。

秦医師によると、①は、小鼻の付け根を、溶けない糸で寄せる「1day小鼻縮小」で幅を縮めることで改善できる場合があるそうです。糸や麻酔針を極力細くすることでハレを最小限にとどめ、切開も不要なのでダウンタイムが取れないという方にもお受けいただきやすい施術です。
この症例では、ハの字型の小鼻の広がりを抑えて印象を薄くしています。

1day鼻先縮小 :

鼻先の軟骨を縫い合わせて鼻先を小さくする施術 194,900円(税込214,390円)~243,620円(税込267,990円)
【副作用・リスク】ハレ:3日~1週間位 痛み:数日間軽い痛み 内出血:1~2週間位
問い合わせ(Tel: 0120-189-900)

1day鼻先縮小

②のような場合は、小鼻の皮膚を切除してボリュームを減らし、形を整える目立たなくする「小鼻縮小」が適当だそうです。切開であれば、より自然でナチュラルな鼻の形に整えられます。
この症例では、正面から見える鼻の穴が小さくなったことで鼻の印象が和らいでいます。

小鼻縮小 :

鼻翼の内から外にかけて皮膚を切除して小鼻を小さくする施術 86,540円(税込95,190円)~216,360円(税込238,000円)
【副作用・リスク】ハレ:2~5日位 痛み:1週間位 内出血:1~2週間位
品川院 秦 真治 (Tel: 0120-735-900)

小鼻は、その方のお鼻の大きさや、皮膚の厚み、お顔のパーツとのバランスなどを総合的に判断して、的確なデザインをしなくてはなりません。小鼻縮小は、患者様の個性を総合的に判断して行う施術のため、「なりたい鼻のイメージ」「なりたくない鼻のイメージ」、さらに「今のお顔の他のパーツとのバランス」まで、総合的に検討して施術を行う必要があります。

小鼻縮小

顔の印象を左右する鼻。整形をご検討の場合は、じっくりカウンセリングを行い、時間をかけてなりたいイメージを医師と共有することが大切と言えそうです。

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この記事の監修ドクター

品川美容外科 品川本院
秦 真治医師

  • 日本美容外科学会会員
  • 日本美容外科学会認定 美容外科専門医(JSAS)
  • VST認定医
  • サーマクール認定医
  • ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
監修/秦 真治 医師:文/品川美容スタッフ

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